2018年5月30日水曜日

ゆるゆるモランボン(ねじり組)

スポーツ自転車のホイール話(どこかの国の楽団ではありません)
 

 初めて、自転車ホイールの手組しました、でもね今回はリヤーハブのオフセット拡大のため一石を投じたいです。
 

 だって初めてのスポーク組のブログは沢山ありますからそちらを読んで下さ。

 こんな専門用語出てきますがネット調べてください。  イタリア組 4本組 6本組 ヨンロク組 おちょこ組 ソルダリング モランボン(ねじり組) フリー側ギヤー側  フランジ スポーク15G 
 

 イタリア組だけは重要なので解説、タイヤに回転トルク伝える組み方でフランジ内と外でスポークが外側から出て回転と反対方向のスポーク、蛇足ですが日本人が証明したらしが名称は何故かイタリア組



 画像の赤イタリアン
黄色が反イタリア
 回転は時計回り
反イタリアは回転トルクには作用しません。

おちょこ組 http://www.geocities.co.jp/Bookend-Akiko/1275/compatibility/ochoco/ochoco.html
 


 カメラアングルではなくスポークの張り出しが左右違います。







 ネットをたたくと、シマノが変速数を11速、12速しました。おちょこ組のオフセット大きくなり、手組では限界などとかいてあります。
 

 イタリア組のギヤー側のフランジ外側スポーク8本(32H場合)がほとんどの回転トルクをタイヤに伝えている、32本あるのに実質8本しか稼働していないです、これは左右のテンションの差です。
 

 8本で伝えるために、ギヤー側スポークのテンションを目一杯上げる(100-150kgf)んです、このためにリム、スポーク、ハブを専用設計するんです、これはこれは良いんですが高価です。
 

 手組にこだわる人はヨンロク組とかしますが、ギヤー側のフランジとセンター間が16㎜なるときついです。
 

 そこで、ゆるゆる提案ですが後輪タイヤのセンターが2㎜ぐらいずれてもいいじゃない、ソルダリング、モランボン半ねじりをして反イタリアスポークの稼働させる、スポークテンションもモランボンの場合はゆるゆるかな。
 

 ソルダリングは見れば半田つけと分かりますから興味がわきません。
 

 
モランボンの実用的な組み方を模索
 

 スポークの長さ+2㎜1回転なので半回転は+1㎜です、半回転(180度)を選択したかは、モランボン自体スポークに負担をかけるから少ない回転がいい、効率的に反イタリアスポークに力が入るから、リムにねじれ力が入る。

モランボンはゆるゆるを選択するのか、
 

 ねじること自体スポークに負担をかける、対策はシリコンスプレーをかけ表面の摩耗を防ぐ。
 

 効率的に反イタリアスポークに力が入るから、前段書いた「32本あるのに実質8本しか稼働していないです。」この反対で32本全部が、回転トルクを伝えるからゆるゆるでも稼働するわけ。
 

 リムにねじれる力が入る。良い点はリムに複合的な力が入るためリムの剛性が上がるかも、悪い点はスポークテンションを上げるとねじれる力が多くなりリムの振れを取りずらくなる,また4本組より6本組の方がねじる落差が大きくなります、同じ原理でリムの穴数が少ないと落差が大きくねじる力も大きくなるはず。
 

 その他、ねじりがリムに近いとスポークに負担がかかります、だから4本組6本組でねじります、
 

参考値でねじる力Xの計算(弓のエネルギーを参考)
  ねじった2本スポークのハブ穴距離A、リム側をB(ABは㎜)スポークメーター換算値Cで  X=1/2(((A+B)/4)/100)×C
   あくまでも参考値です、数式の中の100は桁合わせ

 で、私の作品はこれ 
 












    前輪 6本組 15G292㎜ 張り 40kgf
 


         後輪 反フリー15G292㎜ 6本組モラン半回転(290できる)                                    フリー 15G284㎜ 4本組モラン半回転(長かった282が正解)
        タイヤ圧 5-6kgf/cm2

 







 購入部品は ハブ シマノ105 32H 前後
       リム TNI-AL22 32H
       CNスポーク
       GORIX GT33 スポークテンションメーター
      自転車で振れ取り1㎜誤なら問題ない
 

 ハブ105は良いです、ネットでハブの差は分からないと書いていますが10㎞走れば分かります。
 

 リムは400gを切った評価あるものをチョイス
 スポークは格安を選びました失敗を考えて、15Gは軽量とテンションを下げるのを前提に選びました。
 

 テンションメーターは良いです、これさえあれば短時間で組めます。
 

 テンションはメーター読みで(40以下は換算値ない) 
   後輪最初 反フリー35-40 フリー45-50(換算65kgf)
   その後、反フリー30-35  フリー40ぐらい
 

 テンションを下げた後、振動吸収性良くなりました、足にチョトやさしくなりました、坂道立ちこぎでギャーUPしてもホイールの腰抜けはしません。
 

 あくまでも50歳代男性ド素人の感想です。体重約80kgぐらい
 あーー面白くないブログができた(*_*;)


 追記 6/12日
 ゆるいモランボン組があまりに乗り心地よい良いのでGIOSに付いてきた、リムALEX R-450 モランボンにして、ついでの当初の予定の軽いリムTNI-AL22を前輪にしてALEX R-450を後輪に使おう。

 スポークは、もともと長いのでリムを交換してもそのまま組めました。 R-450は硬性があるため簡単に105ハブでもセンターが出ました。

 2回目のゆるいモランボン組でコツは仮組が終わったら、ねじったところにシリコンスプレーを吹くこと、これをしないとスポークの全体の張りの反応が遅い。


 モランボンの画像は飽きたので、上げません。このリムは105リヤーハブに組んだものです。(前段の写真の物)
 付いているハブはGIOSについていた SHIMANO HB-RS300
 フロント予備のホイールとして組みましたが使う予定がないので、あるもので組みました。(スポーク再利用)
 ハブの写真を見ると分かりますが手前のスポークが4本組で鉄、奥のスポークが6本組ステンレスです。おあまけにチューブ穴は邪魔にならないていはどのクロスです。





















 2019/05/28 追記 自転車ハブネタなので

 GOKISO ゴキソ ハブ知っていますか。http://www.gokiso.jp/ja/
中身は、3重構造にして軸側はベアリングケース、外側はスポークフランジ、そして真ん中は強度を弱めてクッション構造にしてタイヤからの振動吸収してベアリングへの過剰な摩擦を抑制しています。値段はすごいです!!!。

 ただ、クッション構造が軸に近いので高速コーナーで車体を傾けたとき振動吸収性能は落ちます。
 ゆるいモランボンは、軸から離れているので、車体を傾けても振動吸収性は落ちません。 

 6/5日 追記 自転車ハブ 転がり抵抗!
 自転車700Cタイヤのハブベアリングは時速30Kmでも毎分240回転ぐらいです。
ベアリングのグリスは温まりません、だからベアリング抵抗はグリスの固さだと思っていました。
 ですが自転車前輪をゆるいモランボンにしたところ、1速分以上に軽いです。(スポロケット8s12-25T)


 


 フロントスポークをモランボンで組みました。スポークテンションメーター(GORIX GT33)で20目盛ぐらいです、タイヤ組み込み空気入れた状態の値です。

 スポークテンションはかなりユルイです。
最初はテンションメーターで40ぐらい上げてスポーク曲りを付けましょう。下の写真スポーク穴から交差する値が赤線で約61mmです、写真を見れば分かりますが105 32Hの値です。

 最初はスポーク同士がこすれるので緩みやすいです。こまめにテンションを計りましょう。
追伸 おててがしびれ難くなりました。(^o^)

7/5日 追記 ブレーキのG!

 Gios  ampio に付いていた予備のハブ クラリスをゆるいモランボンでどこまで105に迫れるかでモランボンしました。
 初期のアタリはブレーキのGがスポークのアタリを出すみたいです。振動は2番目かな。 

8/6日 追記 シマノ クラリス ハブ

  105に 迫れるかですが、直線ならマアマアですがコーナーはイマイチでした。
 新品のリム スポークをゆるいモランボンで組んだ場合 前輪は多分テイションメーターで50目盛ぐらいで組んで 100㎞ぐらい走るのがいいかも。
 最終調整は25から30目盛でも十分クッション性はあります。

 2019/12/3日 
  追記 スポーツタイヤには向かな!
 スリックタイヤなどスポーツ系のタイヤには向かないです。対策をしたのですが後輪は強くペダルをこぐ、ブレーキなどスポークが伸びます、前輪は補強すればもつようです。トレットパターンのあるタイヤだともんだいないみたいで
す。

 フリー側のスポークを手持ちのステンレス14番にしましたが伸びます。

 前輪は半分のスポークをステンレス14番にしました。